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油絵初心者がしてはいけないこと3選

油絵初心者がしてはいけないこと3選 

 

こんにちは山本周です。

 

 

 

 

本日はですね、タイトルにもある通りなんですけど油絵初心者の方がこれをしちゃうとまずいよってことを3つ紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

僕は独学3年からの大阪芸大美術学科出身で大学院を出て大学で3年間働き、今は画家をしながらオンライン絵画教室の講師を務めております。白日会会員です。

 

 

 

 

油絵初心者の方がしてはいけないこと3選の1つ目!

 

 

 

 

 

それはですね、

ズバリ・・・・・

 

 

 

写真の多用です!

その理由を今から説明しますね。

 

 

 

 

 

写真を見てばかり描いていると色味も単調になり、写真っぽい絵しか描けなくなります。

 

 

それはなぜかというと写真というのは2次元で尚且つ、色などの情報が単調になってしまっているからです。

簡単にいうと情報が写真で写っているものしかないわけです。

 

 

 

しかし3次元はどうでしょうか。

 

その時の気温、奥行き、空気感、絵の画面の外の情報、音やその時の感情、会話等。色々な情報が詰まっていますよね。

 

写真だけで描くとそういった部分が全てカットされてしまうんですよね。

 

 

 

なのでこれから油絵をするという方は是非実物を見ながら、

 

その場の空気を感じながら自分の目を通してモチーフをキャンバスに描くという経験を積んでください。

 

 

 

勿論僕たちのようなプロの写実画家は写真を使う人はほとんどだと思いますが、前提として実物を見て描いた経験がめちゃくちゃあります。

 

 

実際の人を目の前に沢山描いたからこそ、その時の経験や感覚で写真からでも実物を見て描いたように描けるわけなのです。

 

 

 

続いて油絵初心者の方がしてはいけないこと3選の2つ目!

 

 

それはですね、、、

 

 

 

 

小さい作品しか描かない!です!

 

 

勿論最初は物を描く練習をするために小さい物から描く必要があります。

 

 

 

いきなり大きいキャンバスを使うというのは少し無理がありますので。実際僕のオンライン絵画教室でも初めは小さい作品を描いていただいております。

ただですね、ずっと小さい作品ばかり描いていると上手くはなりませんし、プロとしての活動は難しくなります。

それはなぜかと言うとコンクールや個展では大きな作品を描けることが大前提だからです。

大型の公募展だと100号〜だったり、個展でも大きい作品が数点あると見応えがありますよね。

山登りで例えるとわかりやすいかもしれません。400mくらいの山だけをずっと登っている人と、400mの山も登るけど、800mや2000mだったり色々な高さの山を登る人。

 

どちらが体力があると思いますか?

 

 

そうですよね。勿論後者だと思います。大きい山を登ることによって小さい山は楽々登れるようになるわけです。

 

 

絵も同じで小さい作品ばかり描いていると大きい作品を描かないといけない場面に直面した時にすぐに描けないですが、普段大きい作品も描いていると小さい作品は楽々で描けます。まさに大は小を兼ねるということですね。

 

 

続いて油絵初心者の方がしてはいけないこと3つ目!最後ですね。

 

 

 

最後はですね。

 

 

 

 

 

 

発表しないことです。

 

 

 

初心者の方に限って上手くなってから・・・とか、私なんてまだまだ人に見せるようなものでは・・・と思いがちですが、それでは上手くなりません。

 

 

 

下手でもいいですから色んなコンクールや展示に出して経験を積みましょう。

 

 

そしてできれば会場へ足を運んで、沢山の上手い作品の中にある自分の絵を見てみてください。恥をいっぱいかいて失敗も沢山しましょう。

 

 

その経験こそがあなたの絵を育てるんです。

 

 

絵を描いてずっと誰にも見せないでいると自分が上手くなっているのかもわかりませんよね。そうなると上達はしなくなります。

 

 

特に自分の絵というものがまだ固まっていない内は色々なところに出品するべきだと僕は考えております。

発表しなくて一番良くないのは自己満で終わってしまうということです。僕自身昔は自分の絵がめちゃくちゃ上手いと勘違いしている時期がありましたが、白日会に出品して見事に打ち砕かれました。

 

そのような幻想に囚われないようにするためにも、定期的に他の人の絵と自分の絵を並べるという機会はとても大切になります。

 

 

絵は見せる芸術です。鑑賞する第三者がいてはじめて成り立つものと思ってください。

 

 

良かったら参考にしてくださいね。

 

山本周